こんにちは、黎明塾のきたです。
今日は「スクールカースト」について。
ここ数年の間に作られたこの言葉、
皆さんは聞いたことがありますか?
テレビドラマで最近取り上げられていたので
聞いたことがある人もいるかもしれません。
「スクールカースト」とは、
学校内やクラス内で生徒のステイタスを表す言葉で、
インドの伝統的な身分制度「カースト制」に
なぞらえて名付けられたそうです。
一軍や二軍、ABCや闇・光などという言葉で生徒がランク付けされます。
誰がランク付けをしているか。それは、生徒です。
私が中学生のときには、このランク付けは既に存在していました。
私も、「闇」と言われて嫌な思いをした経験があります。
いじめとまではいかないものの、
劣等感や疎外感を感じ、学校に行くのが憂鬱なときもありました。
「スクールカースト」について、今現在もあるのか塾生に聞いたところ、
「ある」とほとんどの生徒が答えていました。
おそらく「いじめ」が無くならないのと同様、
「スクールカースト」も無くならないものなのでしょうか。
以前、『教室内カースト』という本を読みました。
東京大学大学院博士課程の鈴木さんという方が書かれた
書店の平積みになっている話題の本です。
この本の中で鈴木さんは「スクールカースト」の構造について考察しています。
そして、まとめとして
「スクールカースト」という生々しい序列構造は
「個人の力で変えることは非常に難しい現状にある」と述べています。
確かに。
「スクールカースト」の中に身を置く生徒が
個人の力で現状を変えることが難しいことは私も体感してきたことです。
では、どうすればよいのか。
今の状況が「期間限定」であることを忘れないことです。
そして、「学校」は自分が生きる社会の全てではないことを忘れないこと。
私は「辛い」と感じた時は、「卒業すれば縁が切れる」と考えることで乗り切りました。
こんな解決策にもならない解決策しかないことが悔しいです。
何故子どもが子どもに理不尽な序列を付けられねばならないのか、と憤りを感じます。
もっともっと書きたいことはあるのですが、
出口のない迷路のような話になってしまうので(汗)、ここまでにしておきます。
もし、この話題について話したい方がいましたら塾で話しましょう!
ちなみに、『教室内カースト』を読んで見たい方は貸し出しします!
遠慮なくおっしゃって下さい!
それでは。