こんにちは、黎明塾のきたです。
『先ず隗より始めよ』
大きなことを成すには、まず身近なところから始めよ。
高校の古典の教科書に載っている故事成語です。
中国にあった燕という国の昭王に賢者の求め方を問われた郭隗は、「賢者を招きたければ、まず凡庸な私を重く用いよ、そうすれば自分よりすぐれた人物が自然に集まってくるでしょう。」と答えたという故事です。
今日、高校生とこの漢文の訳をしていて、現代にも通じるなあと。
勉強ができるようになりたいと思うなら、
まずは授業をしっかり聞く。まずは予習復習をする。目の前にあるワークに取り組む。
事業を成功させたいと思うなら、
まずは自分のスキルを高める努力をする。今獲得している顧客を大切にする。
結婚をしたいと思うなら、
まずは自分が結婚してほしいと思ってもらえる人物になる。
先ずは我が身を省み、自分の周囲にある人を大事にし、それから大局に向かう。
生徒の皆さんはいかがですか?
「学力を上げたい、成績を伸ばしたいけど、何をしていいのか分からない。」
と言うならば、まずは、自分がすべきことをできているのか省みてみよう。
学校の授業をしっかり聞いて、ノートを取り、復習したり、分からないことを質問する。
テスト前には学校のワークに少なくとも3回取り組む。
毎日勉強することを習慣にする。
いきなり難しい問題にチャレンジする必要などありません。
まずは、基本から。簡単な問題から。単語から。漢字から。
「先ず隗より始めよ」ですよ。
それでは、このへんで。