こんにちは、黎明塾進学コースの理系担当、山本です。
先週は県外の進学校の高校見学、教材の展示会、他塾様との食事会等、塾外部の方々とお話をさせて頂く機会が多くありました。話をさせて頂くといっても、私はその中では1番年下なので、ベテランの方々のお話を聴いていることが多いのですが、自分達の方向性や指導を省みるヒントがたくさんあり、とても勉強になりました。
初めてお会いする時は、塾同士は殺伐とした感じかと思っていたのですが、気さくに、熱心にお話をして頂いてとても驚きました。だからといって馴れ合うわけではなく、ほどよい緊張感を保ちながら、全体で地域の教育を高めていこうという塾長の方々が多く、とても刺激的でした。
一概に塾といっても、指導形態(個別・一斉)や指導の対象(小・中・高、志望校等)は様々ですが、お話を聴いているとやはり共通点があります。
まずは挨拶、マナーを重んじ、指導・徹底しているということ。
塾や学校は学びの場であり、それは教科の勉強に限らない。
勉強を教える以前に挨拶や敬語、生活態度などを徹底する。
逆にそれが出来れば、物理的にも精神的にも勉強する環境、姿勢が整い、しっかり向き合えるようになったことで自然と勉強もできるようになる。
また、最終的に勉強は自分でするものだということ。
勿論塾で勉強を教えないという意味ではありませんが、塾の役割は勉強自体を教えることよりも勉強の仕方を教えることだと思っています。
勉強自体をどれだけ教えていても自分で出来るようにはならず、生徒が高校、大学に進んで困ることになります。勉強の仕方、物事へ取り組む姿勢をしっかり身につけ、学校に限らず社会に出て自分で考えて動けるように指導しています。
当塾の塾生でいえば、通塾年数が2年、3年と長くなればなるほど、学習内容自体に関する質問は少なくなっています。学年が上がっていくので学習内容は難しくなっていきますが、調べ学習が上手になったり、図を描いて整理しながら論理的に考えたりと、生徒の処理能力がそれ以上に上がっている証拠だと思います。
私たちは生徒のかわりに頑張るのではなく一緒に頑張ります。
生徒には出来る限り自分で考えて答えを一度出してもらいます。
私たちが教えるのはそこから。
調べたり、考えたりする前に教えることはありません。
片っ端から障害物を除いていては生徒は成長できる機会を失ってしまいます。
だから短期的に見れば時間がかかるようですが、とりあえず生徒には躓いてもらい、私たちはそれを陰から見ています。本当に困ったら手助けするからやってごらん、ちゃんと見ているよって伝えると自力で越えられることも多々あります。そうしているとこれまでの様子から考えると転ぶだろうって思っていた所で転ばなかったりと、予想を上回ってくるようになります。
そうやって生徒の成長を間近で見られるのは本当に嬉しいし、この仕事をしていて良かったと思える瞬間でもあります。
そろそろ夏期講習が近づいてきました。私たちもそれを励みに頑張っていきたいと思います!
それではこのへんで。