こんにちは、黎明塾のきたです。
テスト前講習最終日。
浅中は明後日がテストなのであります。
生徒たちは皆黙々とシャーペンを動かし、テスト勉強に精を出しております。
昨日は10時~17時、今日は10時~21時。
皆、一生懸命がんばってくれるから本当にかわいい。
直向きにがんばる姿は美しい!
この子たちって本当にすごいなあ、なんて思っちゃいます。
当塾に来るまで「こんなに勉強したことない」と言われることがよくあります。
あと、「こんなに宿題したことない」も(笑)
それでも形になっていく、
そうやって勉強していくことが当然のこととして身に付いていく、
それは、私たち講師が口うるさく言う(笑)というのも理由の一つですが、
塾にいる生徒たちがそういう雰囲気を全体で作り出してくれているからなんですよね。
ん、自慢です。
なんせ自慢できる生徒たちですから。
ところで、新規ご入塾のお電話をこの4、5日の間に数件頂きまして、
募集停止まであと5名と言っておりましたが、あと3名なってしまいました!
ありがとうございます。
またところで、高校生の生徒の今回の期末テストの現代文のテスト範囲がなんと!
「山月記」だったのです。
それがどうした?なんて言わないでくださいね。
高校時代、現代文の教科書でこの話を読んで深く感動し、
学校帰りに本屋で「山月記」を探し、
文庫を購入したという思い出の物語だったのです。
教科書でなく、本として手元に置いておきたいと思った本だったのです。
お話をご存知でない方のためにあらすじを申しますと、
「詩人として世に名を遺したいが中々芽が出ず、貧しい生活を送る李徴(りちょう)は、
官吏として唯々諾々と命に従う日々に、
その自尊心を傷つけられ、次第に精神が蝕まれていく。
ある日遂に発狂した李徴は、あてもなく走り続けるうちに気が付くと虎になっていた。
虎となって後、親友の袁傪(えんさん)に出会った李徴は
自分の心が刻々と虎に近づき、人間の心を失っていっていること、
詩人として世に自身の詩を知ってもらえず一生を終えることが心残りであることを
袁傪に訴えた。家族の後見を頼み、
袁傪と別れた李徴は最後に二、三度咆哮して姿を消す。その行方は分からなかった。」
うん、伝わらない!
こんなストーリーテラーでは、この話の素晴らしさが伝わらない!
話を読んでみたい人は是非きたまで。「山月記」貸し出します。
主人公の自尊心から生み出された化物としての虎、
その苦悩と孤独を重厚ながらリズミカルな文で表現しているこの作品に
知らず知らずのうちに引き込まれるに違いありません!
ちなみに、今回テスト範囲の現代文の問題プリントを作って
高校生たちにさせました。
結構、問題を作るって大変なんですよね。
でもその甲斐あって生徒は「今回現代文できた!!」と言っていましたが・・・
果たして結果はいかにー?
それでは、このへんで。