こんにちは、黎明塾のきたです。
アテネ篇2と題しまして、またしても私の趣味炸裂ブログを繰り広げるわけですが。
アテネ2日目、まず向かったのはパルテノン神殿がそびえるアクロポリスへ。
丘の上にあるので、朝から多くのツーリストたちがひーひーと汗を流しながら
坂道を登っていきます。あ・・・つ・・・い・・・。
ついに入口に達して、ぱっと顔を上げるとそこには


こ、これはまさしく!!
ローマのヴァチカン市国にあるラファエロが描いた「アテネの学堂」ではないか!
まるで目の前でプラトンとアリストテレスが議論をしているかのよう!!

一人でまたしても感慨に浸る私。
このペースで話をしていては・・・うん、終わりませんね。
皆さまも付き合いきれん、とお思いでしょう。
とりあえず、パルテノン神殿に到着しましたが、
修復中のためか中に入ることはできず。
うぅ、残念!!
しかしこの美しい空に映える白い神殿!!まことに神々しい。
元々は極彩色で装飾されていたそうだが、
なにせ紀元前5世紀に建てられたのだから、
現在は元の大理石の白い姿になっていて当然であろう。
わずかに残っていた色から当時の姿をCGで再現するような試みも色々されているようだが。
でも、カラフルなコテコテの感じよりも、
今の白く輝く姿の方が断然魅力的に感じるのは私だけではないはず。
これは日本人だから?ぜひともヨーロッパ人の意見を聞いてみたいものである。

後ろのクレーンが無ければ最高なのに!とお思いでしょう。ええ、そうでしょうとも。
修復はまだまだ年月がかかる大プロジェクトらしいです。
アクロポリスを後にし、アクロポリス美術館、国立考古学博物館へ。
アルカイック様式からヘレニズム様式までの変遷を
数々の彫刻を実際に見ていくことで実感、そして感動。
これが神からイデアを授けられたものだけが
体現することができるという美なのだ、と。
古代ギリシャの絵画は現代の我々が目にすることができない。
2000年を超える長い歴史の中で失われてしまった。
けれどあれだけ素晴らしい彫刻を多く遺したのだから、
きっと絵画も素晴らしいものだったに違いない。
その絵画の断片として我々が見ることができるのは、
壺に描かれた赤絵や黒絵だけである。
ワインを入れておく壺、香油の壺などそれぞれ一つ一つに
それは鮮やかで、賑やかな風俗や神話の場面が描かれている。
ぜひ写真を載せたいものだが、美術館内のものを写真におさめられなかった。無念。
一応こんなのを見てきた、という紹介を。ウィキペディアからですが(笑)
それでは、このへんで。
