黎明塾進学コースの理系担当、山本です。
当塾では小学生・中学生には毎日日割りで宿題を出している。
それは以前書いたように、1日とか短期間でまとめてしても効果が薄いから。
高校生になると基本的に日割りで宿題を出すことはしない。
大学生は指導すら受け付けていない。
つまり、生徒はそれぞれの学年の勉強をしながら、勉強に対する姿勢を身に着けていく必要がある。
勿論スタートの学年がそれぞれ違うので一概にこの学年で何とは言えないが、
高校生までに計画的に勉強するということが自分で出来なければならない。
姿勢よく勉強をすること。(左手は机の上に、ペン回しをしない等)
毎日宿題、勉強をすること。
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以前の主体性の話になるが、
宿題以上に空いた時間を利用して勉強すること。
学校のワークを進めておく、次の日の分の宿題をし始める。
基本的に生徒の部活やクラブ、習い事等の予定を聞いて宿題を出しているが、
時々部活が休みになったとか学校が代休等で1日休みということもある。
そういう時に宿題を終えて1日ゆるっと過ごすか、ここで何をすべきか考えて動くか。
前者は言うまでもなく計画性がないので、そういう生徒に限って
テスト前やワークの提出日前に追い込まれている。
後者は余裕を持って動いた分、テストにもいい形で臨める。
しかしどれだけ先に、複数回勉強しても勉強に「早すぎた」、「終わった」はない。
学校のワークを自分で計画的に進めること。
基本的に学校のワークを塾で指導したり宿題に出したりはしないので、
学校で習い終わったら進める、塾で習い終わったら進める等自分で考えて
進めなければテスト前につらいことになる。
時々学校のワークも塾の宿題として出してほしいという要望を
親御様や生徒本人から聞くが、
そうすると生徒の勉強を全てこちらが管理することになるので、
生徒の考える余地がなくなり、
言われた通り勉強していればいい、という主体性の欠けた状態になってしまう。
高校生から自分で全て計画して勉強できるように、塾の教材はこちらで
進度を管理し、学校のワークを進めるペースは生徒本人に任せている。
部活やクラブ等で忙しくても自分で時間を作って宿題をすること。
部活やクラブ・習い事で忙しくて宿題を出来ないというのは本末転倒だと考えている。
高校に部活動推薦で進学するのならまだしも、一般受験をして進学する場合、
最優先は勉強。
他が忙しくて、勉強が出来ない、進まないとなれば結局志望校を
下げるしかなくなってしまう。
そうならない為には、朝早く起きて勉強の時間を作る、学校の休み時間を利用する、
通学時間を利用する等時間を作る工夫をするか、それでも駄目なら習い事の
頻度を減らす、やめる等ボーダーラインを決めておく必要がある。
中学で両立できない人が高校で両立出来る可能性は低い。
勉強はもっと難しくなるし、部活や通学時間は長くなる。
部活を辞めてから勉強して高校受験は間に合っても大学受験は間に合わない。
小学生や中学生にそれはやり過ぎだといわれたことがあるが、
高校ではそれが当たり前だった。
社会人になれば、それが出来るか出来ないかが人財か人罪かを決める。
何にせよ、早すぎるということはない。
生徒には考えて行動できる人になってほしい。
それではこのへんで。